こんにちは。
まだ28歳なのに転職経験が3回もあるハナです。早く結婚しよ。
わたしはたいした資格もスキルも学歴も持ち合わせていません。
ですから、劣悪な環境だったとしても正社員の仕事がある時点で、納得して生きていかなければならないと思ってきました。
派手な生活をしてないのに生活費が赤字になるような給料だったり、月に2日しか休めなかったり、毎朝社訓を大声で「野球部かな?」ってテンションで叫ばされる会社でも、『正社員なのだから、しがみついていなければ』と思っていた時期が合ったのです。
結果、心と体が壊れるくらいならと2回転職を経験しました。
(3回目は同業他社に引き抜かれました)
3回とも、清水の舞台から飛び降りる覚悟で転職を決意しました。
そうすると、段階を追って少しずつ待遇や環境が良いところで働けるようになりました。
この記事では、筆者がどういった手順で少しずつ良い環境の職場にたどり着いたのかをご紹介します。
『正社員』という拘りを解いたら、良いことばかりだった
正社員時代その1(大阪編)
勤務期間
新卒採用された後、3年弱勤務していました。(期間:2012年4月~2014年11月)
その間、会社が新規部署を立ち上げたため配置換えがあり、2つの部署で業務を経験しました。
転職理由
- 部署変えの後、基本給が突然2万円減った
- 部署変えの後、「通勤交通費は2万円までしか支払われません」と後出しされ、約2年間自腹で8,000円支払って通勤していた
- 入社2年目、「住宅手当が出るのは新卒だけです」と後出しされて、貰えていた手当て1万円がもらえなくなってしまった
- 休日出勤しなければどう考えても終わらない業務量だったが、時間外手当は支払われなかった
- みなし残業は実質「無限大時間」だった(「40時間まで」とかでなかった)
- 9時出社23時退社を週6日が2年間続き、酷い月は月2日しか休めなかった
- 超久々の休みで映画館にいたので、会社の事務員からの電話に1時間遅れで折り返したら、「休みでも電話に出ろ、営業の癖に」と罵られた。
最後の電話で罵られたあたりで心が折れ、頑張る意味を見出せなくなっていました。
すごく頑張って売上げ上げて歩合がついて普通の生活レベル、営業成績こけたらその月の生活費は赤字でした。この労働時間でありながら、手取り13万台を経験したときは「わたしってほんとクズ」だと病みました。
結局、当時お付き合いしていた遠距離恋愛の恋人が「こっちにおいで」と言ってくれたので東京で転職することを決意しました。
2chで「ブラック企業乙」されるくらいには規模の大きな会社でしたから、得るものもあったのはあったのですが…。
いや、ある程度根性も大切ですし、ホント。使いどころ間違えるとえらいことになるけれど。
正社員時代その2(東京編)
勤務期間
東京で人材派遣業界で勤務していました。(期間:2015年1月~2016年12月)
人材派遣業界は常に人手が足りていないので比較的採用がスムーズで、残業などはありますが、前職ではなかった賞与のある会社なのでとりあえず入社しました。
大阪時代がきつすぎて、たいていのことは我慢できるという変な自信と、無職期間を引き延ばしたくなかったこともあります。
転職理由
- 急にグループ会社と合併して、急にグループ会社に行けと言われた
- グループ会社に行っても待遇は変わらないといわれていたが、残業は3倍になるは土日は実質出社になるわ、みなし残業時間越えても支払われないわで話が違った
- 上司が地獄のミサワだった。生理的に無理だった
- 上司が社内不倫して略奪婚してた。生理的に無理だった
- 上記の理由から、もともと仲良くやっていた同僚の半数が辞めた
- 社内フローがぐちゃぐちゃで上司の思いつきで3日に1回くらいフロー変わってた
う~ん、なんでしょうね。
忙しいのは慣れてたのですが、生理的に嫌悪を感じる要素が多すぎて辞めました。
この頃は数ヶ月程度なら就職活動(無職)期間があっても大丈夫な懐状態だったので、けっこう勢いで辞めました。
当時仲の良かった社員達の数名は今でもたまに飲む仲です。
契約社員時代その1(東京編)
勤務期間
東京でIT業界に飛び込みました。(期間:2017年2月~2017年4月)
正社員で受かった会社が他に2社あったのですが、さすがにわたしの本能が「ここ入ったら転職した意味ないで。またストレスで禿げるで」と警鐘を鳴らしてきたので蹴りました。(禿げてないです)
「契約社員なら辞めたいときに辞めれるだろうし~」とノリで受けて、「前職で月収いくらだったので、それ以下の仕事はしません」と偉そうに言ってみたら、「とりあえず3ヶ月だけの仕事あるよ」と言われたのでやってみました。
(派遣さんみたいに、客先に出向する働き方で、とりあえず筆者が最低ラインとする給与を支払ってくれる現場が合ったということ)
変な会社だったら3ヵ月後に辞めよう、とりあえずこれ以上貯金削るのやめよう、という考えでした。
転職理由
- 派遣さんのような働き方なので、自社から担当営業がつくのですがこの担当営業が酷かった
- 現場での軽いセクハラを報告する→「止めてくださいって本人に言っていいですよ?」
- 同じ現場に入っている他の女性たち(筆者にとっては同僚)に個人情報をベラベラ話される。筆者も他の女性の個人情報を聞かされる
- 個人情報ベラベラ話すなと怒ったら、「仲良くなれると思って(´・_・`)」と言われる
- たいした用件でもない業務連絡が朝4時に送られてくる
どんな倫理観してらっしゃるの?と抗議して、会社が平謝り。
どっちにしてもこりゃ今の現場(3ヶ月で最初から終了が決まってる)が終わったらまた転職活動かなぁと思っていました。
しかし、現場で仲良くなった同業他社の女の子が、「転職するなら、うちの社長に紹介するよ」と言ってくれまして。その会社が今の会社なのです。
ちなみに筆者を社長に紹介してくれた女神みたいな女子は、筆者をおいて”出来ちゃった結婚退社”しました。さ…さびしくなんかないんだからね…。
まあでも緩い会社なので、たぶんまたうちに働きに戻ってくる予感。
結局今の会社で働き始めて1年と少しが経ちましたが、居心地が良いのでもう辞めることもないと思います。
客先に出向して働くスタイルなので、客先にアタリハズレはありますが、まあ今のところ恵まれている方ですね。
▼ちなみに、この1年でこんなことがありました▼
1回目の転職でよかったこと・悪かったこと
新卒入社の会社から、都内の人材派遣会社に転職したことで、それぞれよかったことと悪かったこと。
- 週1休みの環境から、土日祝休みの環境へ
- 賞与なし → 賞与あり(年2回1ヶ月だけど)
- オフィスカジュアルで、オシャレできるようになった
- 女性の同僚が増え、友人と言える人もできた
- 趣味の時間が取れるようになった
この派遣会社を辞めようと決意したのは、グループ会社へ異動させられてからなので、それまでは待遇に一切不満がなかったのです。
世間と同じように休み、趣味を楽しむ時間ができ、ようやくOLらしい楽しみを知ったのはこの頃です。
2回目の転職でよかったこと・悪かったこと
派遣会社から都内のIT系の業界へ転職し、正社員から契約社員になったことでよかったことと悪かったこと。
- 同年代の女の子達とたくさん仲良くなれた
- 毎日定時で帰れるようになった(現場による)
- 良くも悪くも、厳しい環境での仕事に慣れていたので、仕事のスピードや質に驚かれてものすごく評価されるようになった(契約社員という立場の人たちの能力を見くびっていると言えなくもない)
- 違う業界を知って今までの体育系の環境で病みかけていた自分には、「こういう環境もあるんだ!」と希望を感じられた
コレは本当に喜んでいいのか微妙なところですが、「きみ、こんなに出来るの?」「えっ、もう終わったの?早いね!」なんて仕事で褒められたのは初めてでした。
(それまではやってもやっても仕事は常に山のように積まれていた)
3回目の転職でよかったこと・悪かったこと
- 人間関係が良好でストレスを感じなくなった(社長や営業さんの人柄が本当にいい)
- IT系といえどもジャンルは幅広いので、いろいろな面白い仕事に携われた
- 今ではマニアなら垂涎ものの環境で面白い仕事をしている
- 今所属している会社ならば、出産育児で一旦退いても働きたいときに戻ってこれる
- 給与は人材派遣会社のときと一緒だが、みなし残業ではないし、そもそも残業がない
- 契約上、有給休暇を取得しなくても月2日ほどは現場に出なくても給与に影響しない
- スナックでの副業を認めくれる(友人は会社に隠れて働いている)
- 賞与はないはずだったが、年末には寸志で包んでくれる
もちろん仕事なのでいろいろ大変なこともありますが、転職するたびに自分にあった環境へとステップアップして来れたので満足しています。
今の職場ももう少し働いたら正社員に切り替わるので、”契約社員”という肩書きを怖がって毛嫌いしていたあの頃の自分も安心するでしょう。
もちろんそんなことは有り得ないけれど、今の自分の業界経験なら仮に今の会社が急に倒産しても転職には困らないと分かったので、それだけで安心しています。
少なくとも、結婚して子どもを産むまでは安定した収入が欲しいですから…。
まとめ:正社員で「転職なんてどうせ失敗する」と決め付け、劣悪な環境で働いている女性は、ダメもとで転職活動をしてみるべき。
筆者が新卒採用で就職活動していた年は、あの3.1.1(東日本大震災)のあった年でした。
内定取り消しになった友人も少なからずいますし、せっかく就職が決まっていたけど、親が田舎に帰って来いと言うからと泣く泣く内定を蹴った人もいます。
筆者も、
「どんなにつらくても、辞めてはいけない」
「正社員なのだから、贅沢言ってはいけない」
とかなり自分を追い込んでいた時期がありました。
でも、「20代の今だからこそ…」「どうせ誇れるスキルがないなら、誇れる経験をつめるところに…」と少しずつ転職に前向きになり、結果「正社員じゃなくてもいいじゃない」と思い切ることが出来ました。
今では、
- 給料は大差ないけど、残業がない
- 歩合休にビクビクすることがない
- 休みの日はちゃんと休める
- 人が羨む仕事ができる(マニア向けだけど)
と、いい環境で働けています。
なんなら、今年の4月に何をしたわけでもないのに基本給が1万円上がりました。
どれだけ頑張っても、給料が上がらない経験を何年もしてきたので驚きました。えらいあっさりだなーって。
今の待遇に不満がないので、お給料の話なんて会社でしたこともなかったのですが・・・。
会社が変われば、そんなものなのでしょう。
転職活動はリスクが高いとか、逃げだっていう意見もありますが、限界がくる前に次の環境に飛び込んでみる勇気も必要かもしれません。